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民間療法とベータグルカン

病院で処方される薬品が、クスリ="薬"であることはもちろんだ。

では、薬とは何か? 一般には、体に良いもの、病気に良い影響を与えるもの、健康を維持・促進できるものだ。

つまり、広い意味では、風邪を患った時に飲む玉子酒や柑橘系のビタミンCも、広い意味では"クスリ"と呼べるかも知れない。 それだけでは完全な治療とは言えずとも、滋養を高めることで、病気が治ることが多いことを我々は自身の経験や文化的な伝承として知っている。

もちろん早く治したい時や、万全を期す時、症状が酷くなった時には、病院を受診することが必須だが、 各地方や家庭のそれぞれに伝承された健康法や治療法は、現代の栄養学的にも正鵠を射ている場合が多いものだ。これらは、民間療法と呼ばれたり、最近では代替療法とも呼ばれる。

西洋医療による重量子線や陽子線治療などの先進医療も注目に値するものの、民間療法についても、歴史と実績の積み上げが厚い手法については、試す価値があるといえるだろう。

古くは根拠が不明なために、「迷信」とされていた民間療法も、近年には科学技術の発達のお陰で、それぞれ治療法の仕組みや原理原則が解明され始めたことも朗報だ。 温泉地などの湯治で体温を高めつつ菜食に徹することが、免疫学上でも非常に理にかなったがん治療法であることが解明されてきている。 また、古来から奇跡の逸話が世界中に散らばるキノコについても、 今ではキノコに含まれているベータグルカン(βグルカン)が奇跡的な回復の原動力であることも解明された。

今では、キノコよりもベータグルカンが効率良く取れるパン酵母ベータグルカンが主流になりつつあるのも、分析技術の進化の恩恵と言えるだろう。

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しかし、民間療法には、役に立たないどころか害になる治療法もあり有象無象が存在するのが現実。インターネットによる情報化の進展が、有用な情報だけでなく、デマや風説、悪意のある広告に埋もれがちなのも一長一短だ。

風邪にビタミンC、がんに対する湯治やベータグルカンなどのように歴史的な背景がしっかりしていて、科学的な根拠が明白となっている治療法については、一考の価値は十分にある。

一つの情報だけを鵜呑みにするのではなく、多くの情報を見比べ、総合的に判断することが最善策を導くだろう。